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花島 進
JAERI-Conf 95-021, 0, p.436 - 438, 1995/10
原研タンデム加速器の制御は旧来のミニコンピュータを使った制御システムに変えて、新しく開発された制御システムによって行われている。新システムはトランスピュータと呼ばれる並行処理用のプロセッサを複数使い、並行処理用の言語で記述されたプログラムで動く。新システムは1992年より稼動しており、現在も開発を続けている。本報告ではシステムの概要と開発の現状を報告する。
猪俣 新次; 鈴木 勝男
JAERI-M 92-084, 80 Pages, 1992/06
本報告は複数個のトランスピュータを用いて並列計算したときの計算時間の短縮とオーバーヘッドの増加について、2つの計算事例を対象として検討した結果を述べている。ハードウェアとしては、9個のトランスピュータを搭載したボード(IMS B008)を装着したパーソナル・コンピュータIBM PC/AT互換機を使用し、ソフトウェア開発環境としてはMS-DOS版occam2ツールセットを使用した。並列計算事例は、(1)四則演算及び6個の関数、(2)定積分計算の2つを取り上げた。両事例とも(計算時間)/(オーバーヘッド)の比が大きい場合にトランスピュータ数に比例した相対速度が得られるが、リング状ネットワークでのオーバーヘッドは並列化に伴う準備及び後処理に要する時間と、トランスピュータ相互間の通信に要する時間との和から成ることが明らかとなった。